タイトル通りの話。自分が歳を取って、若い頃のように素直に感動したり笑ったり泣いたり怒ったりしなくなっていくのを感じている。どこか白けてるというか諦観しているというか……陰性症状なのかなと思ったりもする。昔なら感動する所でふっと引いて見てしまったりとかね。

 それって人生がどんどん色あせてつまらなくなっていく事だと思う。歳を取って色々経験をしてきた事で、物事に新鮮味が失われてしまうのは仕方無い。でも、だからといって感情が動かなくなっていくのは凄く味気ない日々になってしまう。

 だから、我慢したり引いたりしないようにしようと意識するようになってきた。仕事は逆ね。あちらはひたすら感情的にならず冷静に判断していくように意識してる。冷たくならないようにね。でもプライベートはそういう感情の枷みたいなものをできるだけ外して、素直に喜怒哀楽を感じていられるようにしたいなと。それを意識してしないといけなくなってるなと。

 キャンプも若い頃にやってたらもっと色々できたのになって後悔が無い訳ではないけれど、今は今で自然を楽しむ気持ちはあるし、そこは素直に感動を受け入れていく。体が動く今の内に、その楽しいとか見たいという気持ちをできるだけ実現出来るように……頑張って富士山見れるキャンプ場まで高速飛ばして行ったりする(笑)。

 少年ジャンプ読むのだって、絶対に少年という年齢ではない私が、少年の気持ちのままで楽しむって難しい面もある。幸い、少年心は少しだけど残ってはいるし(笑)、逆に大人だからこその視点もあって、両方で楽しめば良いかなと思って見ている。

 ラブコメというか恋愛物というか、そういう漫画も好き。でも、中学生が主人公の恋愛漫画って結構あるし、好きなんだけど、自分の子供より若い子達の恋愛話なんだよね。それを面白いと思って見ることに「いい歳して……」という心の枷があったら素直に楽しめない。


 中学生女子数人が、恋愛研究をしたり、実際に恋愛したりって話。年齢もだがそもそも女子ばかりなんだけど面白い。コメディ要素も強いしね。それを受け入れて楽しめるかどうかって点で、この歳でも楽しめる要素はある。この人の漫画だと、僕らはみんな河合荘とかも面白い。こちらは高校生だから少し年齢が上で、下ネタも結構多い……それはそれで大好物だ(笑)。

 からかい上手の高木さん好きな子がめがねを忘れたも中学生のお話だよね。



 どちらも絵柄もあるんだろうけど、中学生と言いつつ、小学生ぐらいに見えたりする。子供感がとても強い。でも、だからこそ、子供だからこその感性で照れたり笑ったり泣いたりする。それが羨ましいなって思う年老いた面と、その頃はそんな感じだったなぁって当時の感性を思い出したりする面と両方で楽しんでいる気がする。こんな中学生時代だったらなぁとか。一緒に泣けるぐらい入り込んでみたりとか。

 音楽も恋愛ソングは昔から好きなんだよね。上手くいく話より失恋系が好きなのは感情移入しまくれるからだと思うけど……漫画とかは絶対にハッピーエンドが好きなのに、何故か音楽だと片思いとか失恋の歌の方に思い入れしてしまうのは不思議。

 最近はアニソンばかりになってるけどねぇ……そうなると、YOASOBIの歌詞って作品を表しているものだから、そりゃそのままなんだけど、選び方が上手いなぁとかそれがあの声と曲で流れていくのは盛り上げ方含め、上手いなと。


アイドル
YOASOBI
2023-04-12

 この2曲は個人的にかなり好き。「勇者」の方も1話の話なんだけど、この話の始まりであり、テーマな訳で……盛り上げ方含めて上手いなぁと。「アイドル」は言うまでも無い。こちらはある意味アニメ制作陣の罠でもあるんだけど、これもまた始まりだしテーマだからなぁ。こういう曲を、そのままだしとか冷めた目で見るんじゃなくて、作品テーマと結びつけて、ここを持って来てくれて良かったって思える自分の気持ちを前に出して聞きたいなぁと。

 年相応だと、奥田民生とかになっていくんだろうか……歌詞も子供の歌じゃないしな。それはそれで好きだけど、あれは奥田民生の歌声が好き過ぎて歌詞が二の次になる、私のような歌詞がかなり重要な要素にある好みの中で例外のアーティストだからなぁ(笑)。でも、それも受け入れる。

 好きなものは好き。そういう気持ちを捨てたくない。切り捨てない。良いと思う気持ちは全部前向きに受け止めるし、寧ろ強化して変な枷になる意識は取り払う。そうすると楽しい気持ちが強くなる。これができなくなったら、もう本当に楽しく無いんだろうなぁ……熱を失っていく中で、残っている熱をこれ以上失わないように、できればその熱を再び強く熱くできるように、そんな意識で楽しんでいきたいなぁ。