7月から推しの子の二期が始まるという中、これまで避けてきた推しの子のアニメを遂に見る事にした。アマプラでは6末までの配信となっていたので、見ておかなければという気持ちになったんだよな。とはいえ、元々原作は連載開始時には読んでいたけど、アイが殺された辺りで心が辛くて読むのを止めた。人が死ぬ話、それもそこからその死を踏まえて話が進むというのはなかなかきつくて避けてたんだが……かなり評判も良いし、見ておこうかなとアマプラでダウンロードして出張の移動時感を使って一気見した訳だが……
これはなかなかクルものがあるな……1話が90分あるというのも凄い。知らずに見てたので何か長いなーと思ってたら90分かよ!と。ただ、ストーリー的にはここまでを1話で描ききるのに90分だったのかと納得。まあ、これが私が原作を読み続けられなくなった話でもあるんだが……でも、これに声が乗った事で更に感情面を揺さぶられたのも事実。だから辛いのに続きが見たくなって全部見てしまったんだよな。原作も全話読んできたよ。これで最新に追いついたからヤンジャン立ち読みしながら続きが読める。
公式MVで最後にジャンプしてアイが後から抱きつくのも、一回見終わってから見直すと泣ける。全く知らない状態だと、アイが前面に押し出されていて、主題歌のアイドルだってアイの歌なんだけど、実質1話しか出てこない(回想は別)。だから、主人公はあくまでも双子のアクアとルビーなんだけども、アイの存在が大きすぎるからこそ、だよな。これはYOASOBIの曲の作りも凄いけど、それを合わせてこのMV作ってる制作側も凄いと思った。これを全く知らない段階で見てて、最低でも1話を見てからこれを見たら泣くでしょ……
それに、高橋李依さんの声が凄すぎたってのもある。あの無邪気に嘘が愛だと笑って言うアイを、最後に愛してると嘘じゃないと涙しながら言うアイを演じきったのが凄い。憑依してるんじゃないかって思うぐらいに凄かった。
カバーして高橋李依さんが歌ってるんだけど、この歌をアイの声で歌いきるもんだから、うわーって感情になってしまう。愛してるとか、アクアやルビーの所とか、歌ってるんだけど話してるんだよな。それで最後のこれは嘘じゃ無い愛してるの所は、きっちりとバックの画像も公式MVだし。
そしてライブ……ファンと一体になって盛り上がる会場の熱気が凄い。コメント欄見てるとサプライズでしかも一曲目とか。赤いサイリウムでかけ声もバッチリだし、会場は最高に興奮できただろうなぁ。高橋李依さんも、しっかり会場煽って、それに会場も応えて大盛り上がりだし。もし、アイが生きていて、あの日、ドームライブをしていたら、こうやった赤いサイリウムで会場が埋め尽くされて、凄い盛り上がりになっていたんだろうなと。この歌はB小町の曲では無いから実現しないんだろうけど、だからこそそのあり得ないことが実現されてる事に鳥肌立ったなぁ……画面越しなのに鳥肌立つんだから、現地はもう興奮の極みだったんじゃなかろうか。これを受けて実写版やらなくてはならない人達大変だよな……特にアイ役は可哀相、これを越えなくちゃいけない……無理でしょ……
でも、アイ自体は1話で死んでしまって、2話以降は双子を中心に……というか、アクア中心だわな。有馬かなちゃんはかなり好きなキャラ。多分、この作品で一番好き(笑)。黒川あかねも好きなキャラなんだけどね。かなは色々と感情が表情に出て面白いというのもあるんだよなぁ。あかねはあのプロファイリングの凄さが怖い(笑)。でも、それがあってこそのアクアへの理解でもあるんだろうけど。多分、かなは理解出来ていない事もあかねは理解出来ていて、そういう意味ではアクアの役に立てる面が非常に多いんだけど、かなの方が心に触れる所にいるんだよなぁ。
アニメ1期最終話ではいよいよデビューして……アクアのヲタ芸が見れる訳だけども(笑)。まあ、かなはこれでアクアの推しの子になるって決めて頑張るようになる訳だから、ある意味これもタイトルにかかってる訳だよね。後はメルト君が成長する話も好き(笑)。「ヒトリニサセネーヨ!」は凄かったな……あれは演じる人も大変だわと思った……アニメ2期で挽回してくれ!と思っている(笑)。
これではまって漫画も読んだ訳だけども……最近はそろそろ終わりに近づいてるのかなと思いつつ(初期にあった冒頭のインタビュー的な物が回収されてきてるから)、ハッピーエンドになるのかなと不安にもなっている。私はハッピーエンドが好きなので、今居る登場人物達が納得できる幸せな結末になって欲しいと思うんだけどね。
まあ、まずは7月からのアニメ二期かな。2.5次元部隊編がメインになるんだろうし。ここではかな・あかねの対決と原作と脚本の話と、そしてメルト君の成長と見所が一杯あるからなぁ。楽しみだよ。
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