9/24発売のその着せ替え人形は恋をする 10巻の感想をという事で。感想系はネタバレ気にしてないので、気にする方はここまでで。
さて、この漫画、ちょっとエッチな描写もありつつ、内容は真面目なコスプレ漫画。個人的には主人公の五条君が、とっても不器用な所に感情移入していたり。うちの息子もこういうタイプで、人づきあいとか下手だよなぁとか思うと、息子に読ませたいと思ったり(笑)。
10巻はジュジュネタかなぁ。この子の頑なな想いやコンプレックスって4巻で明らかになってはいたけど、そこは救われてなかったんだよね。心寿ちゃんについては五条君が気づいて救ってあげていたけど。その拘りは拘りとして大事にしつつ、それを越えて「楽しみたい」って気持ちを救ってあげるのが10巻かなぁと。実際は11巻になるんだろうけど、その動きは10巻で見えたしね。
棺合わせで喜ぶ心寿に、断ったと伝えた時の心寿の反応を見て「うーーーー」って感じの顔をして(これ、擬音が無いのが良かった。表情だけで全てを表してて良かった(笑))、結果、受け入れるジュジュがね、お姉ちゃんだなって。
気になるのは、旭だよなぁ。何でそんなに海夢が苦手なのか。これ、嫌いな方での避けてるのか好きすぎて避けてるのか。何が理由なのか分からないから、凄く気になる。旭さんは嫌な人じゃないし、親切でもあるから、尚更ね。
後は、海夢の家に泊まる事になった五条君ネタ。海夢が意識しまくって、下着まで五条好み(想定)にした挙げ句何も起きないという辺り。まあ、五条君だしねぇ。エナジードリンク……の周りの夜の帝王シリーズの棚の辺りにいる五条君を見て、動揺しまくる海夢が可愛かったけど(笑)。
普段はギャル全開の海夢が、五条君の為に清楚っぽい下着つけたりする辺り、この子、本気だなぁって。海夢って好きな事を躊躇わずにやってて、だから格好も好きでギャルやってて、コスも全力でやってって子だもんね。純粋な子。
だからこそ、五条君に告白する事を想像した時の、五条君の断り方があまりにもリアルなのと、だからそれを想像するだけでボロボロ涙流して泣いちゃうのが海夢だよなぁって。えーんって泣いてるのも、この子っぽい。子供のまま高校生になってる感じ。感受性が子供のままで、大好きな事に一途で、だからこそ心から笑い、怒り、泣ける子。
この子、一巻からそうだった。五条君に負担かけてた事が分かった時にも大泣きしてた。嫌な子じゃなくて、凄く純粋な子なんだよな。まあ、リアルで知り合いだとしてもあまり近づくタイプでは無い(ギャル苦手(笑))だけど、五条君は凄く良い子と知り合って仲良くなったなぁって思う。そこから始まって海夢の行動力とかも含めて色々な繋がりができてるんだしね。
関係ないけど、「いない所で勝手にフラれる森田健星(16)」で笑った。友達含めて酷い(笑)。
11巻で海夢は告白できるんかなぁ。ずーっと行動力の子としてここ迄来て、初めて躊躇ってるというか、本気で失うのを恐れてるんだよね。それでも行くって決めた10巻だけど、11巻で動けるのかどうか。
それにしても棺……怖いわ、絶対やらない。元ネタ知らないけど、この漫画で説明されてる雰囲気だけで駄目。これ、絶対怖くて駄目になるやつ。やらない。絶対やらない。読んでるだけで怖かった。
後半はジュジュなんだけど、自分とイメージが合わないキャラへのコスプレ。
「けど実際はさー コスしたキャラと体型が同じ人の方が少ないじゃない?」
これはあるよね。だからジュジュはやらなかった訳だし。でもそれを経験して、それでも工夫してきたミヤコさんの経験とノウハウをつぎ込んでの、ジュジュのブラックロベリア。最後に一コマだけだけど……これって、海夢のブラックロベリアが先にあっての今回のジュジュだから、凄く楽しみ。
今日、10巻読んだばかりなのに11巻が楽しみで楽しみで。でも、休載多いらしいから次が出るのはいつになるのやら……ああ、楽しみ!
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